[イラスト]フラミンゴとクジラを描く

2枚描く

ある方の発注でフラミンゴとクジラの絵を描くことになった。クジラはともかくフラミンゴは中々描く機会がない。期限は特にないのでじっくり描くことにした。前回のナマケモノのようにデジタルでラフを描き、パネルに着彩するやり方でいくのだが、今回はデジタル上で完璧に構図を完成させてからプリンターで印刷し、トレース紙を使って木製パネルに転写するという中々回りくどいことをした。なぜそうしたかというとパネル上で描きなおしや位置調整をしたくなかったからだ。

構図に悩む

最初の構図決めでだいぶ悩んだ。特にフラミンゴは悩みに悩んだ。というのもフラミンゴは特徴的な長い首と長い脚があるので絵にしやすいと思ったのだが、1匹だと物足りず、複数だと配置のバランスが掴みにくいのだ。なるべくシンプルに無駄を排除しなくてはならないので、フラミンゴ自体のシルエットをうまく出しつつ絵としてバチっと決めないといけない。その点でだいぶ神経を使った。

フラミンゴの構図

まず最初にフラミンゴの構図を考えた。フラミンゴは川や池の浅い所を優雅に歩いているイメージがあったのでそれを表すためにフラミンゴを真ん中配置にして廻りを水草や鴨などで囲む構図にしようとした。が、フラミンゴの体系上、ちゃんと描くと首がつっかえたり無駄なスペースができたりシルエットがうまくいかなかった。あと周りの水草の主張が激しくどちらが主役かわからない絵になりそうで、どうも悩んでしまった。

ラフ案1

なので回りの水草を増やして面として見せようともしたが、逆に悪目立ちしてやめた。

ラフ案2

構図をガラッと変えてそもそものコンセプトを変えてみようとしたが、なんか変なのでやめた。やはりフラミンゴの優雅に歩くイメージを絵にしたくなった。

ラフ案3

で、結局決めたのが以下の画像のような構図だ。フラミンゴの子供をアクセントにフラミンゴのシルエットをうまく使って並べた絵にした。

決定案

クジラの構図

クジラの構図もフラミンゴほどではないが悩んだ。クジラはでかいというのをほかの海の生物との対比で見せたかったので、クジラと共に多くの海洋生物を配置した。なるべくクジラの雄大さをみせようと思った。が、これも絵としての完成度として大丈夫かどうかでだいぶ悩んだ。最初の案では少しパースがかった絵にして迫力をだそうとしたが、なんか変だったのでやめた。

ラフ案1

なので真横視点にして、海の生物の図解のような絵にした。が、なんか目の描き方など含め違和感が残る。あとメインをどう見せようかも悩んだ。

ラフ案2

思い切って構図をがらりと変えるも変なので没。

ラフ案3

最終的にラフ案2を詰めて構図を決めた。

決定案

トレースする

案が決まり、デジタル上でいったん絵を完成させる。この時でだいぶ時間がかかった。が、構図が決まれば後は描くのみである。プリンターで印刷して、それをトレース紙で複写して木製パネルに転写する。

トレースは割とすんなりできた。我ながら面倒くさいやり方をしたなと思った。

パネルに筆入れする

転写もしたのでパネルに筆入れをする。途中、ジェッソの下地をやり直した関係で二度手間な作業もあったが、あれこれ考えずとにかく描いた。下地に関してはジェッソをローラーで2~3回塗るといい感じのでこぼこ感が出て絵の乗りがよくなる。かつ筆跡や絵の具の微妙な明度差がうまくごまかせる。

完成

という感じでだいぶややこしい作り方をしたせいでだいぶ時間がかかったが完成した。

感想

今回はだいぶしんどかった。転職の時期とも重なったのでギリギリの状態での作業になってしまった。とりあえず完成してよかったと思う。

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