[Spine]Spiners MeetUp vol.2でひねりの実践

MeetUp第2回は実践編

SpinersMeetUpの第2回目がアップされた。今回は体をひねるキャラクターを作る際に同一ボーンで
複数スキンを扱うテクニックを説明していた。体の向き変更時に、例えば腕のスキン切り替えをする際、別個でボーンを作ると手間なのでひとつのボーンでまかなおうというテクニックだ。これは個人的にも気になっていたものなので嬉しい。ちなみに第1回の記事はこちら

Spiners MeetUp vol.2 "ひねり"を加えたアニメーションを作るハンズオン

ちなみに現在(2020/10/24時点)では素材の配布は中止になっている。再配布の時期は不明

手順

配布されたSpineデータには魔法少女風のキャラクターがいて、ヒエラルキーのところに4つのスケルトンがあるのがわかる。一番上のWitchGirlが完成系で、下3つは制作過程のサンプルだ。まずStep1のスケルトンで基本的な切り替えスキルを学ぶ。

STEPは3段階ある

STEP1

Step1でやっていることは簡単に言うと差分切り替えのタイミングでパーツの表示非表示切り替え&差分パーツへボーンを移動&バインドだ。今回は腕パーツに絞り0~4フレで正面、5~7フレで斜め、8フレで横のパーツ切り替えを行っている。

Step1のスケルトンを見ると右手上部に左手の差分がある。始めにこの差分パーツのスキンのメッシュを割る。メッシュを割らないとアニメ化でバインドできない。

その後、アニメ化モードにて0フレーム目でcmd+Aで全選択&cmd+Lで選択した全てにキーを打つ。つまり初期状態キーを保存しておく。そして5フレーム目で正面時の腕パーツを非表示(スリーブは残しておく)にしてボーンを差分のパーツのところに移動させる。そして差分スキンをボーンにバインドさせる。この状態で0フレに戻ると差分パーツがボーンに追従しているのが確認できるはず。

ボーンの長さが差分パーツと合わない場合もあるが、そこはボーンの位置をスキン優先で無理やり合わせる。アニメモードでボーンの長さは変えられないのでこれが正解。

腕の長さに対して腕のボーンが長すぎるので手のボーンが重なるようになってしまっているがこれで問題ない

その後8フレーム目に移動し、同じように前の差分を非表示にしてボーンを移動させ差分パーツをボーンにバインドさせる。キーを保存するため差分のスロットを選択しキーマークボタンを押す。

その後5フレに戻ってcmd+shift+Lで差分のあるキーを保存する。これをする理由は斜め腕のスキンを5フレから表示&8フレで非表示にしたいので5フレで表示というキーを打つ必要があるためである。

0フレに戻って差分のパーツを全て非表示にしてとりあえず完成。再生速度50%で再生してみた。差分切り替えの基本ができた。

これで切り替えのやり方はわかった

STEP2

STEP1は腕だけの動きつけを行ったがSTEP2では体全体を動かす練習を行う。STEP2のアニメーションを見るとBindBoxというフォルダがあり、その中に差分のポーズが保存されている。バインドポーズとはボーンが正しい位置でメッシュにバインドされている状態を保存したものである。STEP1で差分にボーンを合わせてバインドしたが、その状態を保存してアニメーションとして保存しておけば色々捗るらしい。例えば横向きのポーズを保存しておけば、横向きの走り・歩きなどのバリエーションを同じ素材から流用できる。ここらへんの基礎は公式ブログでも紹介されている。この公式ブログではボーンにウェイトづけしたメッシュが正しい位置でウェイト付けされていないといかにメッシュが崩れるかを注意しているので見ておくべし。

STEP2はこのバインドポーズを使って杖を振る一連の動作をステップ(カクカクアニメな感じ)であらかじめ用意してあり、その穴埋めを2カ所作成するというものだ。

STEP2はバインドポーズの紹介とバインドポーズの穴埋め(アニメ的に言うと中割り)作業なのでここでは割愛する。ボーンの位置調整が主なので動画みた方が早い。

STEP3

STEP3はSTEP2のアニメーションのステップを解除したものを使ってアニメーションの崩れを修正する作業を行う。ちなみに以下が初期状態だ。

動いているとわかりづらいが、タイムラインをスクロールしてゆっくり眺めると4~5フレと13~14フレが崩れているのがわかる。どちらも差分パーツ切り替えの直前なので崩れてしまっているのだろう。

最初に4~5フレの崩れを直す。これを解決するためにまず崩れていない3フレを5フレにコピーする。すると4~5フレの崩れは一応なくなる。その時注意なのが5フレから6フレの間はステップにするということ。これをしないと1フレだとしても変な補間が入って挙動が一瞬おかしくなるらしい。現時点で3~5フレが静止状態になっているので2フレを3フレに上書きする。2フレでcmd+shift+Lで差分のキーを取得し3フレに移動させれば上書きできる。

やっていることは崩れた4~5フレをなくして、1~3フレの動きを1~5フレにうまく伸ばした感じだ。cmd+shift+Lはソフト側が作り上げた補間をキーとして取得できるので手間がいらないので便利だ。

5~6フレのポーズは大きく異なっているのでそれも直す。まず腕を限界まで振っている状態の6フレを8フレにコピーし、振り戻しの10フレをcmd+shift+Lで差分キー取得して6フレに移動して上書きする。ここでのポイントは10フレは振った腕を戻している途中の状態で、それを振り途中の6フレに流用したことだ。これで1~12フレでの腕の振りが自然な動きになった。

13~15フレの崩れも同様な直す。基本的には同じなのでここでは割愛。動画を見るべし。

最後に20~22フレが崩れているので直す。22から23フレへの差分切り替えの影響で杖の向きが変になっているので、22フレで「POS_weapon」の向きを修正する。22~23フレ間はステップにすることを忘れずに。

これで一連の修正ができた!動画ではその後エリカさんのエフェクト説明に入るのだが、それは動画をみた方が早いのでここでは割愛する。

なぜか動きがゆっくりになってしまったが、これは書き出しミスです。

感想

この動画では自分の知りたい差分切り替えの方法が知れたのでとてもよかった。cmd+shift+Lでの差分キー取得をうまく利用して補間キーを取得するというやり方はすごいと思った。

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